北の星時季へようこそ

 石狩平野北端の丘陵から、北海道の夜空を眺める 北のCoyote です。

 昨年は、当初の予想とは異なり、期待できないかも知れないと言われた紫金山アトラス彗星が、秋には肉眼で見えるほどの彗星になました。夕方の空へ回った10月中旬頃にはTVニュースでも放映され、いつもは熊が出そうな観測場所付近に、彗星を見てみようという家族連れの車が何台も来ていました。肉眼で見る以上に写真写りは良く、アンチテイルも確認することが出来ました。                                また、太陽活動が極大期を迎えつつあり、5月に日本の各地で、8月には北海道地方で低緯度オーロラが見られました。こちらでは残念ながら、どちらも曇りがちの日が続いて、見ることは出来ませんでした。40年近く前にオホーツク海で見た赤いオーロラを、もう一度見てみたいものです。                                今季、冬の訪れは早く11月7日に積雪がありました。その後は、天気が目まぐるしく変化する冬特有の天候になり、例年にない早さで撮影終了となりました。一日も早い春の訪れを心待ちにしています。

 2025年は、日本で大きな天文現象は予定されていませんが、太陽活動が極大期になると予想されています。今年もXクラスの太陽フレアが発生すると低緯度オーロラを見ることが出来るかもしれません。大規模な太陽フレアは日常生活にも影響を及ぼすことが考えられますので、浮かれるわけにはいきませんが、宇宙天気予報に注意する必要がありますね。   プレヤデス星団の食が3月と8月に見られます。写真撮影の良い被写体になりますが、低倍率の望遠鏡で、ゆっくり食が進んでいくのを眺めるのも良いのかもしれません。     土星は衝が9月22日で、みずがめ座からうお座を行ったり来たりしながら、約15年ぶりに環の消失が起こります。環のない土星は、一見、面白味はないのですが、微小な環の傾きによる見え方の変化で、薄い環の実態を捉えることが出来るのか興味が湧くところです。

 当別町の夜空を知ってもらおうと、これからも図書館やコミュニティセンターでの天体写真展示を行っていく予定です。このHPも立ち上げて5年目、少しでも夜空の不思議さ美しさを感じてもらえればと思っています。
 (2025 1 3) 

画像データ  アンドロメダ座 M31 M32 M110
2021 10 12  21:24:50 露光時間4923sec
iso4000
Canon Eos 6D FSQ85EDP(フラットナー1.01X)
f455mm   撮影場所 当別町スウェーデンヒルズ


Coyoteのプロフィール
1955年 うお座 生まれ  
趣味 :ジョギング、クラシックギター
出身地:北海道

星のギャラリー「夜空を見上げると」




ベール星雲(網状星雲-西側)です。
2025年6月24日撮影
AOO合成(Hαを30分1枚、OIIIを30分と32分の2枚を合成)
望遠鏡:BLANCA70ED ×0.8レデューサー
カメラ:ASI533MM Pro

pleiadesさん 撮影  札幌市

 

 

国立天文台野辺山宇宙電波観測所  

2025 5 31




「桜とお月さん」2025年5月 Pleiades さん     札幌市




 各地の夜空から

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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